不妊の原因は男性が6割って本当!?

不妊というと、女性側に原因があると思われがちですが、実は不妊に悩むカップルの6割は男性側の原因があるという説をご存知でしょうか?不妊と男性の関係について、詳しく見ていきたいと思います。
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不妊というと、女性側に原因があると思われがちですが、実は不妊に悩むカップルの6割は男性側の原因があるという説をご存知でしょうか?不妊と男性の関係について、詳しく見ていきたいと思います。

 

男性不妊の原因その1『乏精子症』

『乏精子症』とは、精子の数が少なくなる症状のことです。
健康な男性では、精液1ミリリットルあたりに2000万以上の精子がいるとされますが、乏精子症の男性では精液中の精子の数がそれに達しません。また、射精2時間以内の精子の前進運動が50%に達しないなどの症状も現れます。
主な原因としては、精索静脈瘤や造精機能障害が考えられますが、原因不明のケースも少なくないとされています。

 

男性不妊の原因その2『無精子症』

『無精子症』とは『乏精子症』がさらに進んだ状態で、精液の中に精子が見当たらない症状を言います。
原因としては、造精機能障害や鼠径ヘルニア手術、精巣上体炎、先天性精管欠損などが挙げられます。単純に精子の通路がふさがっていて精子が下りて来られないだけの場合は、手術で通路を再建することで妊娠可能になるケースも多いですが、それ以外の理由(特に、先天的な造精機能障害など)で精子が欠乏している場合は、治療が難しい場合もあるとされています。

 

男性不妊の原因その3『精子無力症』

『精子無力症』は、精子が全身する力が弱くなる症状を言います。簡単に言うと、精子の元気がなくなっている状態です。精子無力症の程度の軽重は、精液検査によって調べることができます。
主な原因としては、先天的な異常、前立腺の炎症、精巣の炎症などが挙げられます。特に、思春期以降におたふく風邪に罹患し、高熱によって精巣炎を発症したり、乳児期に停滞精巣と診断され造精機能が影響を受けたりしている場合は、精子無力症になるリスクがUPすることが分かっています。
原因によって治療法は異なりますが、ビタミンEや漢方薬を服用すると、精子の質の改善に効果があるとされています。また、自然妊娠が難しい場合は、人工授精や体外受精が選択される場合もあります。

 

男性不妊の原因その4『勃起障害(ED)』

『勃起障害(ED)』は、性交中に勃起が続かない状態を言います。
主な原因としてストレスが挙げられ、『今日は排卵日だから性交しなければならない』などのプレッシャーが積み重なると、それが原因で勃起障害に陥ってしまうケースも少なくないとされます。
また、糖尿病などの内分泌性疾患によって勃起障害を発症している場合もあるため、ストレスを取り除いても症状が改善しない場合は、原因となる全身疾患が隠れていないかをきちんと検査しておく必要があります。

 

不妊は女性の問題と決めつけず、男性側に原因がある場合も6割近く存在するということを覚えておきたいものですね。

 

男性不妊の検査はどこでする?

不妊に悩むカップルの内、約6割が男性側に原因があるとされる昨今。万が一、自分が「男性不妊かもしれない」と思ったら、どこで検査を受ければ良いのでしょう。また、男性不妊の検査ではどのようなことを行うのでしょう。もしもの時のために、正確な知識を身につけておきましょう。

 

男性不妊とは?

男性不妊とは、何らかの原因によって精子の数が欠乏したり(あるいはゼロになったり)、精子の運動率が低下したり、勃起が維持できなくなったりする症状を指します。
先にも挙げたように、不妊で悩む夫婦の約6割は、男性不妊が原因であるとも言われています。
女性不妊同様、男性不妊にも理由がはっきりしているものと、そうでないものが存在します。
精子が運ばれるための管(精管)が閉塞しているなど、器質的な疾患が明確な場合は、外科手術によって状態を改善することも可能ですが、「何故精子が少ない(いない)のか」「何故勃起が維持できないのか」の理由がはっきり分からないケースでは、思うように治療が進まず、良い結果を出せない場合も少なくありません。

 

男性不妊の検査はどこで受ければいいの?

男性不妊の検査は泌尿器科で受けることが出来ます。
不妊というと産婦人科をイメージしがちですが、それは女性の場合で、男性の場合はまず泌尿器科を受診するのが良いとされています。
泌尿器科であれば、街のクリニックでも、総合病院でも良いですが、可能であれば男性不妊の検査や治療を専門に掲げるドクターがいる施設を選ぶと安心です。
男性の場合は、女性に比べて、不妊検査そのものに抵抗を覚える人も少なくありませんが、男性不妊を専門に扱っている病院であれば、あまり気負わずに検査を受けられるのではないでしょうか。
ぜひ、近場にそういった病院がないかどうかを調べてみていただければと思います。もちろん、専門の病院が見当たらない場合は、普通の泌尿器科でも問題はありません。

 

男性不妊の検査内容は?

男性不妊の検査は、精液を採取して行われます。
2、3日間禁欲をした後に、病院の採精室や自宅で精液を採取し、精液の量や精子の濃度、精子数、精子の運動率、奇形率などを測定します。
測定した結果は、WHO(世界保健機構)の定める基準値と照らし合わされ、基準値から外れる項目がある場合は、男性不妊と診断されます。
ただし、精子の状態はその時の体調など、様々な影響を受けやすいため、1回目の検査で基準値を外れていた場合は、1~3週間の間隔をあけて、さらに2~3回の検査を実施する必要があります。
何度か検査を繰り返してみても、基準値から数値が外れる場合は男性不妊が確定し、原因や症状に準じた治療が行われます。

 

男性不妊というと、検査から足が遠のいてしまう人も多いですが、妊娠を望むのであれば、ぜひ前向きに検査を受けてみていただければと思います。

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